7月 3, 2017

女子デザイナー IT業界に入る! 第09回

お久しぶりのS子です!

前回のカンボジア編第08回はこちら
前々回の通常編は第07回はこちら

月1〜2投稿を目指していたこちらのS子ブログですが、どんどんペースが遅れてきているあたり忙しさと濃密さを感じられますね。そんな様子をお伝えできればと思います!

パッケージデザイン

カンボジアで舞い込んできたパッケージデザインの案件ですが、色味確認のために日本側で印刷サンプルを作成しました!

サンプルとはいえ、やはり実物に近いものが出来るとテンションが上がりますね。
早く完成品が見たいところですが、残念ながらお菓子自体の製造が遅れており、お目にかかるのはもう少し先になりそうです。

初!単独受注案件

転職して半年、業界未経験の私にもとうとう単独の受注案件がやってきました!
ランディングページ(Landing Page、略称LP)のコーディング案件です。

ランディングページとは?広い意味では訪問者が検索結果や広告を経由して、最初にアクセス(着地=land)するページを指すようです。ホームページがあっても検索結果や経路によっては必ずそのサイトのトップページに着地する訳ではないですよね。

ランディングページと聞くといわゆる広告ページを連想する方が多いと思いますが、
例えばネットで商品の購買率をあげたいとき=ユーザーに「商品の注文」というアクションを起こさせたい!という目的があるとき、辿り着いたそのファーストページで「商品の注文」まで辿り着かせるよう様々な工夫がされているページです。その工夫がLP=広告という認識が広まっているのかなと思います。

購入につなげるため、様々な角度から商品を画像や説明文を盛り込んだり、実は「商品の注文をする」以外のリンクは存在しない=ユーザーのアクションへの迷いを減らしたり。(ページが遷移するだけでユーザーの離脱率は驚くほど増える!)
ページ全体もリンクの少なさからweb表現での縛りが少ない=自由度の高いデザインである場合が多く、「商品の注文」までのアクションに繋げるページができる!という訳です。

この自由度の高さがwebを扱わないデザインの方もお仕事で依頼を受けていたりします(私もLPを作るところから是非やってみたい!)
が、結局webで組める人がいない!という場合が多く、今回も別のデザイン会社さんが作成したIllustratorのデータをコーディングする、というお仕事が会社を通じで私まで舞い込んできたという訳です。

つい最近までコーディングのコの字も知らない私には物凄く気持ちがわかる案件でもありました。
入社して学んだからこそ、再現可能な部分と崩れが起きそうな部分も見ただけで何となくわかります。
作る側の気持ちもわかるからこそ、見た目が崩れる部分への代変表現もこんな感じならデザイン的にOKだろうな、この部分はwebで避けられないから譲歩して欲しい所だ、などなど。。。

苦戦しつつもサクサク組んでいきます。
結局細かいところで時間はかかりながらも、ですが、組むのも自覚するほど早くなりました!

実機チェック中はブラウザ間でこんなに色味が違うのかと驚いたり。

同じスマホでもAndroidとiOSの差に改めて色々驚かされました。
単純にPCとスマホだけでも横長の画面と縦長の画面という真逆の制限下で作らなくてはですからね。webの制限は奥が深い。

と、順調にお客様にも満足いただき案件も結果としては終えられました!
ああ、また1つ成長できたー!なのですが、、、

半年の壁

実はその一方で壁に当たっていました。

先ほどのLP案件は作業としては私一人なのですが、代変した部分の確認なども当たり前ですが社内チェック→お客様に確認と、やり方を合わせていかなければなりません。

この「社内チェック」にredmine(プロジェクト管理ソフト)を使用したり、初めて社外の方とも組んでチェックを行ったり。
私にとっては初めて触るソフトだったので確認するだけで大幅に時間がかかってしまったり、理解する前に「見ましたか?」の確認に待たせてしまう焦り、焦りからの確認ミス、作業内容を説明する際も今まで社内では何となくで通じてきてしまった分、自分の言い方の稚拙さ、相手が説明される際も理解にも苦しんでしまうという業界歴が短い故に知識の少なさが出てしまったり。。。
などと、実は作業以外の所でも徐々にキャパがいっぱいいっぱいになっていました。

そして、何とかしなきゃとそこにばかり気を取られていたら、締切が後だからと先延ばしにしていた別案件のお客様との打ち合わせが目の前に迫っていました。

「確認だけど、この案件の作業報告きてないけどやってる?打ち合わせがあるのもわかってる?現時点で終わる見込みはあるの?」と。コンサルBさん。

私の頭の中に浮かぶ、やばい!の一言。
えーと、土日を使えば何とか、いや、土日をフルに使っても結構やばいな、、、

「もし終わらないんだったら、現時点での対策を打たなきゃいけないから上に報告ね」
、、、

「今すぐです」
はい、、、

日々の日報で問題点や作業報告は常にしていて、ピンチのアラートもあげるようにと常々言われてはいたのですが、
「まだアラートをあげなくても大丈夫」
「自分に任された分はやり遂げたい」
という気持ちがどうしてもブレーキをかけてしまい、

「手がいっぱいなのでこの仕事お願いしてもいいですか?」
だったり(この時も自分で雑用を受けた分が回っておらず深夜に雑用をしていた)

「間に合いません。」
という事実を口に出したくなかった。というワガママが、今振り返っても正直な気持ちです。
やり遂げたい気持ちもずっと持っていたいですが、溜め込んで他の方に迷惑をかけたり、それで完成すべき日に完成できなかったら、、、やはり良い仕事をしているとは言えませんね。

今すぐ、ということでA社長とT副社長にも相談し「土日は作業時間に見込まない方が安全として、どこまでだったらできるか?」「お客様へ見せられる形までは落とせるのか?」を相談し、落とし所を決めました。
期日は変わらないものの、初回の打ち合わせだったのでまだまだ先で挽回できること、納品日でなかったことだけが救いです。

当然ですがこの業界でなくても経験を重ねた方から見れば、様々な「間に合わない」に直面する場面があった訳で。(そんなの死ぬほどあると皆に笑って言われた!笑)
あの手この手の回避だったり代案だったり解決への切り口を持っていることは、A社長もT副社長もコンサルBさんも流石だなと思いました。

「こうやって悩めることは、順当に入社半年の壁に当たっているってことで」と、コンサルBさん。

業界未経験で入社して、ようやく半年。
こうした仕事のやり方をはじめ、少し出来る気になりかけている技術に関しても、実はまだまだ付け焼き刃なので改めて基本のおさらいをしなければと思う時期でもありました。

当たり前ですが「ちゃんと報告してね」と、「やるべきことはやる、けどあんま無理するなよ!」と
叱られたり諭されたり、時には餌付けされながら甘やかされ、元気付けられながらで頑張っています!!!

時にはゴツンと壁に当たりながら、ではありますが。

間に合わないながらに資料を作成した打ち合わせも無事終え、案件を進めていく中で、これを書いている最中も直面する壁は大小色々あり、S子は日々成長しています!

そんな中、またしてもT副社長から重大ミッションが。

「S子ちゃん、俺が6月のカンボジア渡航に行ってる間だからどうしても出席できなくて、代わりに頼みたいことがあるんだけど。。。

新入社員の採用面接、出てくれない?」

入社半年のS子に後輩の予感、、、!?!?
また次回をお楽しみに!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。


S子

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